2015年7月11日土曜日

ジュニア5年 春季市内大会6年以下の部 決勝戦

 絶好過ぎるほどの好天の下、春季市内大会6年以下の部の決勝が多摩陸で行われました。芝のコンディションも最高で、落合Bチームさんとの戦いに臨みます。2試合前には、選手権の部の順位決定戦で6年生が快勝していたので、何とかそれに続いて勝利を収めたいところ。

 試合前、ロッカールームでコーチから「いいイメージを持って試合に入ろう」、「自分たちの力に自信を持って戦おう」とのアドバイスを受け、ピッチに向かいます。

 キックオフは12時。真夏の日差しが照りつけほぼ無風。湿度も高く、厳しいコンディションですが、選手達はしっかり走ります。相手は6年生ということもあり、単純なスピードやフィジカル勝負では簡単には勝たせてくれません。ボールをしっかりつないで動かして・・・ とできればいいのですが、そこはまだまだというところ。


 それでも時々鋭いプレッシャーからボールを奪い、FWチャリを走らせていくつかチャンスを作りますが、なかなか得点にはつながりません。ほぼ五分五分の戦いぶりですが、時々相手のカウンターを受け、ヒヤッとする場面が何度かありましたが、DF陣の落ち着いた対応とGKショウのセーブに助けられ、前半0-0で折り返します。


 後半も一進一退の攻防が続き、選手達にも疲れの色が見えてきます。攻撃もやや単調となって、一瞬隙が出たところを何度も相手の鋭いカウンターが襲いますが、今日のショウはまさに「当たっている」という状態。これまでにないほど集中を持続させて、しっかりと鶴牧ゴールに蓋をしてくれています。結局、お互いに1点が遠く、3分ハーフの延長戦を行うことに。

 延長に入ってから、若干、気力と体力を持ち直した選手達。チャリの鋭いドリブルが左サイドを切り裂き、大きくえぐって切り返しから鋭いシュートを放つもGK正面。その後もユウキが素晴らしいシュートを放つシーンがありましたが、これもGK正面・・・。結局スコアレスのまま優勝の行方はPK戦に持ち越されます。


 準決勝に続くPK戦、鶴牧が先攻です。1番目のキッカーをキャプテン・タクに委ねましたが、コースを狙いすぎたか、シュートはゴール右上枠外へ。下を向いてセンターサークルに戻ってくるキャプテンに、他の選手が声を掛けます。遠くて聞こえませんでしが、おそらく準決勝と同様、「気にするな。まだ次がある。」などの励ましの声でしょう。

 相手が決めた後の2番目はケンシン。準決勝の分まで豪快に蹴り込んで成功。これに相手がひるんだか(?)、大きくゴール上に外してしまい同スコアに。その後3番目は両者が決めてサドンデスへ。鶴牧4番目は4年生ソウマでしたがしっかりと決めてくれます。これを止めれば優勝が決まる相手の4番目のキックは、本日絶好調のショウの正面に吸い込まれるように飛んでいき、これをしっかりセーブ。苦しい戦いでしたが、見事優勝という結果を手にすることができました。

 準決勝、決勝と苦しい戦いをものにして得た優勝。6年生チームを相手に勝ち取ったということで、選手達にもまた一つ自信がついたことでしょう。しかしながら、まだまだ足りない部分も見えてきました。1対1の仕掛けはまずまずですが、落ち着いてボールを回して攻撃につなげることなど、今後控えるJA杯までにはしっかり身につけておきたいところ。夏合宿での大きな課題として、みんなで頑張っていきたいものです。


 本日も暑い中、多くの保護者の方々にご声援・ご協力いただきありがとうございました。また、午前中の練習が終わってから、何人もの6C・6Dメンバーが応援に駆けつけてくれました。みんなの声援が、最後に力となって、PK戦をものにすることができたと思います。

 今回の優勝、そんな応援してくれる人たち全員の手助けなどがあって勝ち取ったものです。選手のみんなも、このことを忘れずに、これからもチームとして成長していこう!

=中村

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