2015年7月26日日曜日

ジュニア5年 千葉北招待

 昨年に引き続き、千葉北FC主催の招待大会に参加する機会をいただきました。場所は、東京大学検見川グラウンド。一面芝生のグラウンド(一部土グラウンドも)がいくつも広がり、起伏もあって、まるでどこかの公園のような素晴らしい環境の中で、25、26日の2日間、計6試合を戦ってきました。

 参加チームは埼玉など他県の強豪チームも多く、普段なかなか戦うことのないチームとも対戦するチャンス。少しでも上を目指して頑張りたいところ。

【1日目:予選リーグ】
 鶴牧SCは、立川九小SC(立川市)、南市川JFC(市川市)、北浦和サッカースポーツ少年団(さいたま市)と同じCグループとなります。いずれ劣らぬ強いチーム。特に、立川九小は、春の青梅招待以来の再戦ということに。上位2チームが優勝を争う決勝トーナメントに、下位2チームは下位トーナメントに回ることになります。

○1試合目 vs 南市川JFC
 初戦の相手は地元千葉の南市川JFCさん。早朝6時に南鶴牧小学校を出発して2時間以上バスに揺られた状態で、どの選手も何だかボーッとした状態。ただでさえ朝の1試合目に弱い鶴っ子ですが・・・。


 やはり立ち上がりからドタバタ。マークすべき相手を見ずにボールに行ってしまう、やっちゃいけない「飛び込む」軽いディフェンスなどなど。攻撃面でも慌てて狭いところに突っ込むことが多く、お互いの距離感もよくありません。また、深い芝のピッチになかなか慣れず、パス、ドリブルともイマイチ。



 試合展開としては、ゴールが大人用だったということもあり、打ち合いの様相。相手が決めると鶴牧も負けじと決めますが、常に先攻を許す展開で、なかなか追いつくことができません。また、(いつものことですが)GKと1対1で決められない・・・。
 一方で相手はきっちりとそういったところを決めてくる、ということで、終わってみれば4-7の敗戦。圧倒的な力の差は感じなかったものの、細かいところの正確性、落ち着きの有無が勝負を分けた、という印象でした。
(結果:4-7★(前:2-3、後:2-4)、得点者:ソウマ、タク×3)

○2試合目 vs 北浦和サッカースポーツ少年団
 上位トーナメント進出には負けられない2試合目の相手は、サッカーどころ浦和のチーム。1試合目から4時間の間隔があったので、疲労回復の面では万全ですが、さて緊張感は保てているか?


 序盤から鶴牧が押し込む展開が続き、開始3分の早い時間帯にタクが放ったシュートが相手DFに当たり、ややラッキーな形で先制。その後も鶴牧がボールを支配する時間帯が長いものの、やや雑なプレーもあったりして、チャンスの数が多い割には前半はユウセイのスピードを生かした2点を追加したのみ。

 後半も立ち上がりから攻め込むと、後半から入ったジョウノスケのアシストからチャリが落ち着いてゴール。ディフェンス面では1試合目同様、ややバタつくところがあったものの、攻撃面では相手の影響もありましたが、1試合目よりはしっかりボールを回せるところも。


 ただしフィニッシュの精度はまだまだ改善すべきところ。1点が取れるかとれないかで試合の勝敗や、リーグ戦の結果が左右されることを考えると、決めるべきところではしっかり決めておきたいものです。
(結果:5-1☆(前:3-1、後:2-0)、得点者:タク、ユウセイ×2、チャリ×2)

○3試合目 vs 立川九小SC
 勝てば上位トーナメント、負ければ下位トーナメントとなる予選最終戦。相手は予選2連勝の立川九小SCさん。青梅招待から自分たちがどれくらい成長したかを知るには願ってもない相手です。

 序盤から、相手のスピード、プレッシャーに押し込まれるものの、これまでの2試合に比べればしっかりと対応できるようになってきています。逆に相手に対しても厳しくチャレンジし、ボールを奪っては攻撃に持ち込むこともできています。前半の半ばに失点するものの、何度か決定的なチャンスもあり、得点機という面ではほぼ互角な状態で前半終了。

 後半も、前半と同様な戦いぶりが続きますが、徐々に疲労から集中力を欠く場面が出てきます。相手へのプレッシャーを掛けるタイミングもだんだん遅れるようになり、後半10分に追加点を許すと明らかに選手達の動きが悪くなってきます。一方で相手選手達の畳みかける攻撃は続き、終盤にさらに2点を追加されて万事休す。結局、青梅招待と同じスコアでの敗戦となりました。

 前半に、得点チャンスがいくつかあったこともあり、これを決めていればもう少し違った展開があったかも、というところでしたが、相手と比べると、攻撃・守備ともにまだまだ改善するところが多いことが再認識される試合でした。
(結果:0-4★(前:0-1、後:0-3)

 予選結果は1勝2敗の3位ということで、上位トーナメントには進出できないこととなりました。思うようなプレーもできなかったし、炎天下の中3試合を戦ったので、帰りのバスでは選手達も大人しいかな・・・と思いきや、結構な大騒ぎに。

 そんな元気が残ってるならもうちょっと試合で出せなかったのかな、と思っていると、南鶴牧小学校に到着する間際にコーチからキツ~い一発が。「負けて悔しい思いをした選手の態度ではない」、「本気で臨んだのか?自分の力を出し切ったのか?」などなど。さすがに選手達もこれにはこたえた様子。これで明日はもうちょっと頑張ってくれるのでしょうか?

【2日目:下位トーナメント】
 残念ながら、初日の予選はグループ3位となり、上位トーナメント進出はならなかったものの、下位トーナメントに優勝すればチーム表彰もあります。ここは気持ちを切り替え、初日の課題をしっかりと解消できるよう、優勝目指して頑張ります、というところでしたが、昨日の疲れもあるからか、アップの段階でどうにも「締まり」がありません。おいおい、大丈夫か~?

○1試合目 vs 犢橋SC(千葉市)
 トーナメント初戦の相手は今回のホストチームの一つ犢橋(こてはし)SCさん。とにかく全勝しなければチーム表彰はないということで、まずはこの試合をしっかりモノにすることが大事です。

 さっきまで半分寝ていたような選手達でしたが、試合が始まると攻守にわたってしっかり走っています。まずは一安心というところ。開始早々のファーストチャンスをジョウノスケがしっかり先制点に結びつけたこともあり、チーム全体がイケイケ状態で攻め込みます。ボールもしっかりと回して展開してシュートまで繋げるなど、次々得点を重ねて前半を8-0で折り返します。

 後半も前半同様、攻撃する時間帯が長い展開に。こうしたこともあり、守備面では昨日の修正ができているのか確認できませんが、攻撃面ではまずまず。ただ、やはりもう少し最後のシュートの場面での落ち着きが欲しいところ。

 昨日もそうでしたが、この部分を改善するだけで、もう何点かは上乗せできたはず。自分たちの試合展開を楽にする意味でも、この点、常に意識して行きたいところです。試合は前半と同じく次々得点を積み重ねる展開で、前後半通じチャリ、ソウマがハットトリックを決めるなど16-0での勝利となりました。
(結果:16-0☆(前:8-0、後:8-0)、得点者:ジョウノスケ×2、チャリ×5、フミヤ、ケンシン、ソウマ×3、キク、ユウマ、シュウ×2)

○2試合目 vs 検見川SC(千葉市)
 2試合目の相手は、ホストチームのもう一つ検見川SCさん。この試合に勝って最終戦に臨みたいところですが、それは相手チームも一緒。後はどちらのチームが勝ちたい気持ちが強いか、にかかってきます。

 前半立ち上がりから、鶴牧が押し込み気味の展開が続きますが、検見川SCさんもしっかりとプレッシャーかけてきて、なかなか自由に攻撃させてくれません。徐々にペースをつかみ、シュートチャンスを得るものの、やはり最後のシュートの場面でGKと1対1になっているのに、むやみに強いシュートを打ったり、大きなゴールにもかかわらず、GKに「パス」してしまったり・・・。それでも何とか前半終了間際にタクのアシストからケンシンがループ気味に落ち着いて決めて1-0で折り返します。

 後半、ちょっとは落ち着いたのか、攻守ともに流れがよくなってくると、立ち上がり2分にチャリ、4分にフミヤと続けて追加点を挙げ、試合展開としても楽になってきます。こうなると守備面でのプレッシャーも上手くかけられるようになり、高い位置でボールを奪えるように。

 そんな展開から、味方が奪ったボールを受けたタクが反転してミドルを決め4点目。結局このまま押し切る形でタイムアップ。「敢闘賞」をかけた最終戦に臨むこととなりました。
(結果:4-0☆(前:1-0、後:3-0)、得点者:ケンシン、チャリ、フミヤ、タク)

○3試合目 vs 北浦和サッカースポーツ少年団
 トーナメント最終戦の相手は、奇しくも予選同グループで戦った北浦和さん。一度戦っているということもあり、相手も絶対に負けられない、という気持ちで向かってくるはず。そんな相手に気合い負けしないようアドバイスして試合に送り込みます。

 前半開始から、若干様子見しつつも徐々に優位な展開に。すると2分、チャリからのボールを受けたフミヤがドリブルで左サイドに持ち込み、落ち着いて左足でゴールに流し込んで先制。その後も、時々相手のカウンターを受けるものの、DF陣が最後のシュートまで持ち込ませません。すると14分、タクからボールを受けたジョウノスケが左サイドのフミヤへパス。このまま先制点と同じような形でフミヤが左サイドドリブルで持ち込んで2点目を挙げ、前半を2-0で折り返します。


 後半も押し込む時間帯が多い展開に。後半から代わって入ったキクが、DFの位置から折を見て積極的に攻め上がると、相手DFを振り切ってシュートまで持ち込むシーンも。残念ながら、得点にはなりませんでしたが、自分の持ち味をアピールできていました。

 そんなキク、自ら得点は挙げられませんでしたが、攻め上がったところから落ち着いてパスを出し、3分のチャリ、4分のタクの得点をしっかりアシスト。このままキクをはじめとするDF陣が相手の反撃を1点に抑え、見事トーナメント最終戦をものにすることができました。
(結果:4-1☆(前:2-0、後:2-1)、得点者:フミヤ×2、チャリ、タク)


 2日間にわたったこの大会、残念ながら上位トーナメント進出はならなかったものの、最後は意地の「敢闘賞」獲得。選手それぞれ、できたこと、できなかったことがあったと思いますが、コーチから見ると、できない部分は昨日今日始まったものでもなく、ずいぶん前から課題としているところです。試合中や普段の練習中、コーチの指摘・指導に対して、その場では分かったつもりでいても、実際にはまだまだ改善できていません。

 8月末にはJA杯の予選も始まります。それまでに、合宿や試合などで、しっかりと自分の課題をもう一度見つめ、少しでも改善・解消できるよう取り組んでいきましょう。

 今回も遠くの会場で行われた大会にも関わらず、多くの保護者の方が応援に駆けつけてくれたり、現地でのサポートをして下さいました。おかげさまで、猛暑の中、若干気分が悪くなる選手もいましたが、皆元気に試合に参加し、無事何事もなく大会を終えることができました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

 また、最後になりましたが、素晴らしい大会を運営していただきました千葉北FCの関係者の皆様、ありがとうございました。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

(※ 今回も写真が若干さみしいです・・・ どなたか提供いただけませんか?よろしくお願いします。)

=中村

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