2015年6月20日土曜日

ジュニア5年 多摩ワールドジュニアサッカーフェスティバル予選

 春季市大会の6Dメンバーを中心としたジュニア5年生は、八王子市立七国小学校で行われた多摩ワールドジュニアサッカーフェスティバルの予選に挑んできました。移動は電車(乗り継ぎあり)とバス、全員会場に集合時間前に集合していました。もう公共の交通機関での移動に慣れてきたかな。

○1試合目 vs みなみ野SC-1(八王子市)
 今年3月にこの学年のトップチームがベスト8で苦杯を嘗めた青梅招待で、同じくベスト8に残った強豪チーム、しかも会場はホームです。


 完全アウェーの中試合は始まりますが、果たして鶴っ子達は会場の雰囲気に呑まれたのか、はたまたコーチ達の戦前の懸念通りまだ起きてないのか(キックオフは11:45ですけど…)、完全に相手に主導権を渡してしまいます。


 完全なリアクションサッカー、ボールが来たら動く、相手が攻めたら追いかける、自分のマークすら特定できず、終いには自分の役割放棄状態で「サボる」、シュートコースをここに打ってくださいと言わんばかりに空ける始末。


 おいおいおい…、これでは試合になるはずもなく大量12失点、惨敗でのスタートになってしまいました。

(結果:0-12★)

○2試合目 vs ひばりSC(東久留米市)
 1試合目の後の反省会には重苦しい雰囲気が漂っていましたが、選手達の気持ちの切り替えは素早く(プレーの切り替えもそう願いたい…)仲間と仲良くお弁当を食べながらコミュニケーションを取っています。試合前にはまず闘おう、と、そして自分のマーク(持ち場)相手の番号を叫ぼう、と約束事を入れてピッチに選手を送り出します。


 そしてコーチ全員試合前の円陣の声に驚かされます。明らからに気持ちの入った、叫びにも似た大きな声、いったい何が起きたのかと状況が理解できないまま試合開始のホイッスルがピッチに鳴り響きます。するとマッチャンが猛然と相手のボールホルダーに対してプレッシャーをかけます、キッペイが試合中に何度となく自分のマークする選手の背番号を叫ぶ声が聞こえます。ディフェンスライン中央からニッシーが味方に指示を与え続ける声が聞こえます。どうした、どうした…、どうしたんだ鶴っ子。


 トップ下・期待のヨシトがさながら中盤の猛犬と化し、周りの選手と連動してボールを奪います。はい、鶴っ子主導権を握っていました。すると試合中に息の合ってきたヨシトとトップのマッチャン、ここのホットラインから先制点!マッチャン吠える。


 後半には左サイドDFハルトから同サイドMFのキッペイにいい形でパスが通り、キッペイが持ち前のドリブルでサイドを突破、相手DFのプレスを掻い潜ってえぐる、そしてグラウンダーのクロス、ニアにマッチャン飛び込む、しかし潰れる、こぼれたボールはファーサイドに猛然と詰めていたカナメに!「ごっつあんです!」いい形で追加点を上げます!


 ニッシーを中心としてDFラインは全員が体を張り、ボールとゴールの間にきっちりと体を寄せ、一人抜かれればサボることなくカバー、そりゃぁ少しはヒヤヒヤの場面もありましたが、しっかりとゼロで試合を締めます。
(結果:2-0☆、得点者:マッチャン、カナメ)

○3試合目 vs 横川MYFC(八王子市)
 前の試合で素晴らしい修正をしてみせた鶴っ子、この試合も円陣の段階からアクセル全開、チームのいい雰囲気を持続させています。

 この試合でもトップ下に入ったヨシトが増々磨きをかけたマッチャンとの連携で試合開始早々から何度となく決定機を作り出します。練習の成果か右足アウトサイドのスルーパスまで飛び出します。レシーバーのマッチャン、触ればいいだけのボールを見事に宇宙開発シュートしたりと、今日も自転車で会場に応援に来ていたお父さんが天を仰ぎ続けます…、が何度目かの絶好機をきっちりと決めます。

 この試合でもニッシーを中心としたDFラインは粘り強さを見せてくれます。5年生になってからDFをやるようになってきたカイト、必死に食らいつきます。逆サイドのケアもサボりません、リョウタロウは得意のスピードとキック力を生かして縦・横に素晴らしい展開を見せてくれます。

 GKイッチャン、この試合でも来るボールはほぼ正面、ゴールに鍵をかけます。足で止めそこなったボールを横っ飛びでキャッチ、魅せるのも忘れません。

 後半も勢いは持続し、キッペイがえぐったサイドからのボールをまたマッチャンが、ヨシトが、カナメが拾って中に戻して、もう一度ヨシトが左足で!外す…。写真部のお父さんがカメラ放棄で仰ぐ…。決定力はなかったけど、ナイスチャレンジ、自分達の流れをそのままにします。

 相手も1点差ということで後半ラスト5分は圧力をかけてきますが、ハルトとカイトが担当サイドで、中央ではニッシーとヨシトが、シュートは打たれてもイッチャンが「正面で」ボールをキャッチ。
1点差を守り切り、勝利!
(結果:1-0☆、得点者:マッチャン)

 結果は勝ち点6で予選2位、予選敗退が決まってしまいました…。が、選手達は自分達で流れを変え、そして失点ゼロで勝ち点6をもぎ取ったのは大きな経験になったと思いますし、何よりも自信という今後に繋がる財産ができたと思います。今日の失敗体験と成功体験を糧に、そして力にして次は結果も得てみよう!

 本日も引率を含め変わらぬご父兄の皆様のサポートと応援ありがとうございました。

(※どなたか、vs横川MYFCの写真、提供いただけませんか?)

== 稲本

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