2014年11月9日日曜日

ジュニア4年 多摩チャンピオンズリーグ(第16節)

 7月末から行われている多摩チャンピオンズリーグの予選リーグ(全8試合)、A・B両チーム共、本日第一小学校で行われる試合が遂に最終試合です。

○Aチーム:vs 聖ヶ丘SC(多摩市)
 試合前に監督よりピッチ内でのコミュニケーション、攻めも守りも練習で取り組んでいる1vs1で仕掛ける・戦うこと、そしてピッチ内の状況を見て判断することを指示されます。

 いざ試合が始まると、コミュニケーション、そして1vs1の部分では出来てはいるものの、ピッチ内の状況判断がどうにもできていないのか、闇雲に密集地帯に飛び込んで行き、幅の狭い展開に。ときおりピッチをワイドに使いはするものの連動性に欠け、前節で得点を挙げているカイトが何本か惜しいシュートを放つものの、枠を捉えきれません。


 後半はもう一度試合前の指示を再確認し、3分に左サイドをえぐったフミヤから、中央ペナルティエリアに入ってきたタクにマイナスのラストパス、これをタクがワンタッチでいいところにボールを置き得意の右足一閃、先制点を上げると、続く4分には中央のタクから左サイドを駆け上がったフミヤへラストパス、フミヤが確度のないところから追加点。続く5分、相手キックオフのボールをユウセイが奪い右サイドケンシンへパス、ケンシンがそのままサイドをえぐりゴール前に張り込んできたユウセイにラストパス、これをユウセイが確実に決めます。

 

 続く7分にも相手GKのパントキックを中央でケンシンがヘッドで跳ね返すとユウセイがこれを拾ってゴール。立て続けに同じく7分、アタッキングサード手前で左サイドのフミヤ→中央タク→大外右サイドで待ち構えたケンシンへとパスが繋がり、これをケンシンが決めて計5点を入れて勝利します。

(結果:5-0☆(前:0-0、後:5-0)、得点者:タク、フミヤ、ユウセイ×2、ケンシン)
※予選Bブロック戦績:8戦8勝0敗、勝ち点24(1位)


○Bチーム:vs 東京・小山FC Aチーム(町田市)
 前第15節の2試合で1分1敗のBチーム。Aチームが予選リーグ最終戦を勝利で終えたのを見届けると、自分達も勝ってリーグ戦を締めくくろうと気合十分。相手は町田市の強豪東京小山FCさん、相手に不足無しです。

 前半は開始早々から一進一退、その中での各局面1vs1での戦いが熾烈を極めます。鶴っ子達があまり経験したことのない相手のフィジカルを生かしたプレッシャーにもたじろぐことなく立ち向かい、堂々と渡り合います。前半4分にはチャリがスピードを生かして抜け出し相手GKと1vs1になりますが、蹴る直前にイレギュラーしたのか、放ったシュートは大きくクロスバーの上に。続く9分には相手のクリアをうまく拾ったヨシトがミドルシュートを打とうとした瞬間、相手の寄せが入りファールをもらいます。これで得たFKをヨシトが蹴りますが得点には至らず、0-0で前半を折り返します。


 いつもより興奮気味の選手達がベンチに帰ってきます、監督がそれを察して冷静に選手に問いかけます。味方に声でもサポートしているか、味方の声が聞こえているか、周りの、ピッチの状況を確認しているか。選手一人一人が息を整えながら監督の問いかけに耳を傾ける顔は、低学年の時のカワイイ顔ではなく、確かに言い過ぎかもしれませんがその真剣なまっすぐな眼差しはゾーンに入った顔に見えました。ベンチでは最後にBチーム全員、監督・コーチも含めて円陣を組んで鶴っ子達は後半のピッチへ。


 後半に入っても前半と同様の展開が続きますが、なかなか相手ディフェンスを崩せず、シュートで攻撃を終えることができません。そんな中の後半4分、ゴールキックが相手に渡ってしまい、相手FWが浮き球でシュート。GKハルキ、カバーに入ったヨシトとカズマも懸命に戻りますが、無情の先取点を与えてしまいます。ますます過熱する局地戦、交代でピッチを後にした選手は体の痛みではなく、悔しさが涙となって滲み出ています。ピッチ内では何とか同点にしようと攻撃を続ける鶴っ子、ジョウの細かいステップのドリブルからシュートも見られますが決定力に欠き同点にできません。す
ると12分に相手FWに中央突破されて追加点を奪われ、そのまま試合終了。残念ながら最終戦を勝利で飾ることはできませんでした。


(結果:0-2★(前:0-0、後:0-2))
※予選Aブロック戦績:8戦2勝2分4敗、勝ち点8(暫定6位)

 残念ながらBチームは順位決定戦の上位に進出することは難しくなりましたが、苦しい試合をこのリーグ戦で戦い抜き、精神的にも成長しました。試合後「ねぇねぇ、思いっ切り蹴られたんだよー」なんてさらっと言いのけたリョウタのこのコメントが、Bチームの成長を端的に示していたのだと思います。また、サッカーでの自分達の課題も、勝ちきれない試合の中で見つけられたはずです。

 Aチームは、Aブロック1位のチームと優勝決定戦が12月に控えています。監督の記憶によると、まだ鶴っ子の先輩達(昨年までは6年生の大会)が成し遂げていない多摩CLでの優勝。日々の練習できっちり課題を意識して、更なる成長を見込めるのか、Bチームの選手達の思いを感じて戦ってほしいと思います。

 本日も変わらぬご父兄の皆様のサポートと応援ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

== 稲本

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