2014年9月21日日曜日

ジュニア4年 秋季市内大会決勝トーナメント

 先週14日の予選リーグを突破したA・Bチームが、和田公園での決勝トーナメントに臨みました。12月に多摩陸で行われる決勝戦目指しての戦いです。

○準々決勝第1試合:鶴牧B vs 多摩A
 とにかくこの試合に勝たなければ先はない、ということを、試合前のミーティングで選手達と確認します。「勝ちたい」という気持ちが相手より上回ったチームに結果もついてくるから、気持ちで負けないようにしようと声をかけて試合に送り出します。


 前半開始から、やはり「いつもどおり」入り方が良くありません。相手に寄せているのに一歩が出ない、競り合いで一歩引いてしまうといったところが出て、中盤の攻防で次第に主導権を相手に握られ、押し込まれる展開に。何とか失点せずにしのいだものの、前半12分に先制点を許してしまいます。それでも、カウンターやCKからいいシュートを見せ反撃しますが、GK正面に入ったり、ゴールポストに阻まれたりということで得点を奪えないまま前半終了。


 ハーフタイム、コーチからいくつか修正点を指示されますが、元気がありません。「技術的にそんなに大差ないはず。自信を持って相手にぶつかっていこう」と声をかけて後半へ。


 しかし試合の流れは前半の続きを見ているような感じで、後半2分、追加点を与えてしまいます。このまま下を向いて終わってしまうのか・・・ と思いつつジリジリした展開が続いたあとの後半10分、中央からリョウタが右サイドに展開したボールがバウンドしているところへ、チャリが猛然と走り込んでボレーを蹴り込んで1-2の1点差に。さあ反撃開始です。


 だんだんと相手に対してプレッシャーをかけられるようになると、流れが鶴牧に傾き始め、続く後半13分に相手DFのクリアが中途半端になったところをチャリが奪ってそのままゴールを決め同点に。俄然盛り上がる選手達。遅れて到着したAチームの選手もグラウンド外から大声援を送ってくれます。何とか逆転まで持ち込みたかったところでしたが同点のままタイムアップ。準決勝進出をかけての勝負はPK戦に。


 しっかりキックのできる3人を選んで、あとは運に任せるのみ。鶴牧Bは後攻。結果は・・・。残念ながら1-3で終了。Bチームの秋季大会はベスト8で幕を閉じることとなりました。試合終了後、悔しさに涙する選手達。決して勝てない試合ではなかったと思えるだけに、もう少し早い時間帯に相手にプレッシャーをかけられれば、違う結果になっていたかもしれません。


 Bチームの選手達には、球際の強さ、気持ちの部分での「あと一歩」が出せるよう、今後の練習でも意識していってほしいと思います。
(結果:2-2(前:1-0、後:2-1、PK:1-3★)、得点者:チャリ×2)

○準々決勝第3試合 鶴牧A vs トヨニA
 惜しくも準々決勝で敗退したBチームの気持ちも胸に、決勝進出目指しての1試合目。今回、ユウセイがケガで大事を取って試合出場を控えたため、3年生から2人の助っ人(コウダイ、シュウセイ)を加えての戦いです。


 前半開始早々、右サイドでボールを持ったケンシンがゴールに向かって一直線にドリブル。ファーストシュートが見事決まって先制。その後も押し込む展開が続き、7分、14分とタクのCKからケンシン、ユウキがゴールを決めます。もう少し流れの中からゴールできればもっと良かったかな、というところでしたが、3点をリードして前半を終えます。


 後半も、時折ミスがらみで相手のカウンターを受けるも、DF陣とGKの活躍で鶴牧が主導権を握る展開が続き、5分にこぼれ球を拾ったタクがボールを持ち直してペナルティエリア外から放ったミドルが、相手GKの手を弾いてゴールに。


その後、後半からトップ下の位置でいい動きを見せていたジョウノスケが、14分にこぼれ球を拾ってドリブルで持ち込み冷静にゴールに流し込んで5点目を奪って試合終了。


 助っ人3年生2人も、前・後半それぞれトップの位置で相手DFにプレッシャーをかけ続け、惜しいシュートも見せてくれるなど大活躍。見事多摩陸に向けた第一関門を突破することができました。
(結果:5-0☆(前:3-0、後:2-0)、得点者:ケンシン×2、ユウキ、タク、ジョウノスケ)

○準決勝第2試合 鶴牧A vs 落合A
 準決勝の相手は、春季大会準優勝のSEISEKI Aを準々決勝で破った落合Aチーム。相手にとって不足はありません。あらためて気合いを入れ直して試合に臨みます。


 前半開始から、相手選手の気持ちの入った攻撃に一瞬たじろぎながらも、何とかお互いカバーし合って決定的なピンチは防ぎますが、こちらも最後のシュートまで行く一歩手前で慌てたり、ファーストタッチのコントロールをミスしたりで、決定的なチャンスまで持ち込めません。


 それでも前半10分、中央ユウキからのボールを右サイドで受けたケンシンが絶妙なタッチでコントロールしてのドリブルシュートを、ゴール左サイドネットに突き刺し先制点。これで動きが良くなってきたのか、続く13分には右サイドからのケンシンのライナー性のクロスに、左サイドからフミヤが走り込んで見事「バースデーゴール」を決め、2点リードで前半を終えます。


 後半も立ち上がりから相手にプレッシャーをかけ、開始早々の1分、ゴール正面やや左寄りの位置で得た直接FKをタクがしっかりと決めて追加点。その後、時折相手のカウンターを受けてヒヤッとする場面もありましたが、GKショウの積極的な飛び出しや、DFキクとレオンの献身的なカバーリングで相手に得点を許さず、優勢に試合を進めます。途中からは3年の元気な助っ人コウダイ、シュウセイの2人を投入し、相手選手にプレッシャーをかけ続け、結局そのまま試合終了。12月の多摩陸での決勝戦の切符を手にすることができました。


(結果:3-0☆(前:2-0、後:1-0)、得点者:ケンシン、フミヤ、タク)

 結果的には、Aは決勝進出、Bは残念ながらベスト8で涙をのむ、ということになりましたが、コーチ達が見ている限りでは、両チームは技術的にはそんなに大きな差はないと考えています。普段の練習で、Bチームの選手達が相手になってくれているおかげで、Aチームの決勝進出が実現したともいえます。差があるとすれば、相手に対する気持ちの部分でしょうか。間違いなく「力(技術)」はあるはずなので、それを試合で出すために、気持ちの競り合いで相手と負けないことを意識してもらいたいと思います。

 本日も早朝から長時間にわたって、会場への送迎から始まり試合中の熱い声援まで、多くの保護者の方々からご協力をいただきありがとうございました。悔しい思いをした選手達も、これをバネにさらに成長してくれると思います。今後も変わらず選手達を見守っていただければと思います。

=中村

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