2012年6月3日日曜日

ジュニア6年 全日本少年サッカー大会東京都中央大会


東京都703チームの中からブロック予選を勝ち抜いた精鋭48チームが、よみうりグランドに集まりました。
 前日までの天気予報はあいにくの雨。ところが選手の祈りが通じたのか、初夏の太陽が顔をみせるほど絶好の天候で当日を迎えました。
また父兄・後輩・OBをはじめ、どのチームよりも多くの関係者が応援に駆けつけてくださり、この日のために用意した鶴牧ブルーのうちわを振って選手達を後押ししてくれています。
彼らが思う存分力を発揮できる最高の舞台が整いました。
さぁ行こう!!




1回戦 VS 城北アスカFC(第6ブロック:北区) 5-0 ○ (ユウキ3、トッシー、シオン)


いきなり試合が動きます。開始早々相手にファールを与えますが、フリーキックはゴール頭上を超えて行きました。そして返しのゴールキックからのボールが前線に届きます。これを相手ゴール前の混戦からユウキが押し込み先制。開始1分の出来事でした。


早い時間に先制できたことで選手達の緊張がほぐれました。その後の選手の動きに躍動感がみなぎり、常に相手よりも早くボールにアクセスし、ゲームの主導権を握ります。ときより自陣に押し込まれる場面もありますが、セイマ、トッシー、ケンシンのDF陣が対人の強さを発揮して自由に仕事をさせません。


6分、シオンの折り返しにダイキが合わせますがクリーンヒットならず。続く7分には、シオンのシュートから鶴牧自慢のコーナーキックのチャンスを得ますが、こちらも得点には至らずゲームが進みます。


そして迎えた15分、待望の追加点が生まれます。ファールで得たフリーキックのチャンス、キッカーはトッシー。やや距離がありましたが、放ったボールは相手ゴールに吸い込まれるように納まりました。キーパーも身動きがとれない素晴らしいフリーキックでした。


勢いづく鶴牧。17分に再び得たコーナーキックのチャンス。トッシーが蹴ったボールをファーサイドから走り込んできたシオンがドンピシャのヘッドで決めて得点。3-0で前半を終了します。


予選でリードしながら慢心し痛い目に遭った苦い経験から、気を引き締め直して後半に臨みます。


5分、得意のドリブルで切り込んだシオンがペナルティエリア手前でファールを受けます。これをユウキがきっちり決めて4点目。


11分には右サイドでフリーになったユウキがハットトリックを達成します。


決定的なピンチもバーに助けられる場面等あって無失点のままゲームセット。
5-0の勝利です。


やりました!
鶴牧SC創設以来初となる『中央大会勝利』です!!
昨年の先輩がこの目標を掲げ挑み続けた1年間。その目標を彼らが引き継ぎ、そして今日、その偉業を成し遂げました。
おめでとう!!




2回戦 VS AZ'86東京青梅(第16ブロック:青梅市) 1-3 × (シオン)


初戦を見事突破し、何処まで上ることができるのか。2回戦からは各ブロック1位との対戦になります。相手は16ブロックの強豪、AZ'86東京青梅です。


開始3分、相手にファールを与え、ゴールを狙ったフリーキックは壁に入っていたユウキの腹部を直撃します。はじかれたボールを決められ失点。
起き上がれないユウキ。治療のためキャプテンがしばらくピッチを離れます。


ここからは我慢の時間が続きます。さすがに技術・スピード・戦術ともに相手が上回っており防戦となりますが、必死の守りで耐え凌ぎます。
中でもキーパーのタイは、素晴らしい集中力と勇気でファインセーブを連発。失点を防いでくれました。
前半を0-1のまま折り返します。


前半の踏ん張りから徐々にペースを掴み始めた鶴牧。後半8分に鮮やかな同点シーンが生まれます。
ドリブルで抜け出したダイキが、絶妙なタイミングでサイドを駆け上がるシオンにパスを出します。受けたシオンのボールコントロールもバッチリでスピードを生かしたままシュート。
ゴ〜ル!
ついに同点です。沸きに沸くピッチ、ベンチ、そしてスタンド。


ところが13分、タイのキャッチがハンドの判定。フリーキックから再び逆転を許してしまいます。
さらに15分、またまたファールからフリーキックで失点。作った壁の甘さも災いしました。


1-3でゲームセット。


全ての失点がファールからというのが反省点です。しかしながら敗れはしましたが、皆全力を出し切り、堂々と胸を張れる戦いでした。同時に、十分戦えると実感したのも事実です。
ピッチサイドの大会関係者からは「あのゴールは素晴らしかった」とお褒めの言葉もいただきました。
最後まで温かい声援を送ってくれたスタンドに一礼し、彼らの全日本への挑戦が終わりました。




〜選手のみんなへ〜


最後まで力を出し切り、本当によく頑張りました。
中央大会への出場権を獲得し、その上勝利を飾るのは並大抵のことではありません。
これまで先輩達が幾度となくチャレンジし掴むことのできなかった夢、それを君たちは今日見事に叶えました。
鶴牧の歴史の1ページを作ったね。おめでとう!


また、あの素晴らしい晴れ舞台に連れて行ってもらい、夢のような瞬間を一緒に味わせてもらえたことに、コーチは心から感謝しています。ありがとう。


スタンドの大声援、どのチームより多くの応援をみんなに送ってくれていたね。
反対側のピッチでは、監督はじめたくさんのコーチたちが試合を観戦することもできず、みんなのために大会の仕事をしてくれていました。今日の栄光は、たくさんの周りの人たちに支えられた結果であることを忘れずに、感謝の気持ちを持って、また明日から秋の大会に向かって練習に励んで行こう!




〜ご父兄・関係者の皆さまへ〜


今日1日、どこよりも温かく、そして大きな声援を本当にありがとうございました。
正直、こんなにも大勢の方々がグランドまで足を運んでくださるとは思ってもいませんでした。
鶴牧始まって以来の歴史的瞬間を皆さまと共有できたこと、大変嬉しく感じています。


以前ブログに「Jリーグよりも、ワールドカップよりも感動する試合をお約束します!」と書いたことがありましたが、今日の試合はいかがでしたか?きっと心に残る、素晴らしい戦いではなかったでしょうか。


全日本の挑戦は終わりましたが、この先も多くの試合が続きます。
ひたむきに全力でプレーする彼らに、引き続き応援をよろしくお願いいたします。

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