2011年7月11日月曜日

多摩サッカー協会春季大会

クラブユース大会、中体連の大会の日程を考慮したら春季大会が夏の日差しの中で行われることになりました。この大会には、部活3年生とクラブのみ所属のヒデ、ハギを加えた「鶴牧SC」チームと部活1,2年生中心の「鶴中」チームの2チームをエントリしました。まずは、「鶴中」チームの戦いぶりから紹介します。
3年生が引退し、新たなチームの発足です。先生とコバコーチが練習を見ながら、決めた先発メンバーは、以下のとおり3-6-1と言うのでしょうか。カッコ内は学年です。
GKコウ(2)
DFレオ(1)、マサキ(2)、シュン(1)
DFミツル(2)
MFカズマ(2)、リク(2)
MFハルキ(2)、タクミ(2)、ヒロヤ(1)
FWトモヤ(1)
SUBケイ(1)、ケント(1)、ユウスケ(1)
4バックの両サイドを上げて左右から崩すという考え方の昨年とは異なり、今年は中盤の2年生を連携させて真ん中から崩していく考え方でしょうか。ディフェンスはストッパーとして中盤の底で相手トップ下とフォワードを止める役割のミツルと一枚余り気味に抜け出す相手をすべてカバーするセンターバックのマサキがポイントになりそうです。

7月9日
vs聖ヶ丘中
相手は3年生が3人入っています。ちょっとスピードで抜け出されるとやっかいです。キックオフは鶴中から。タクミからリク、ミツルに下げたボールをしっかりと繋いで、徐々に前に回します。しっかりとボールをコントロールしながら全体でボールをゆっくりと押し上げていきます。なかなかよいリズムですが、中盤から前に崩すところに何か工夫が必要です。特にタクミの発想力とリクとカズマの連携がポイントになりそうです。特にタクミはこれまで3年生チームに入ることが多かったため、ワンタッチでプレーする癖がついています。3年生は運動量が多かったのでワンタッチでさばいて再度ボールを受け、さらにワンタッチで次へという細かいパス回しが特徴でしたが、このチームではそのままの発想ではまだボールを繋げません。タクミのイメージと周囲のイメージがあっていません。今度は自分が中心になってボールを納め、コントロールしてから周りを動かす考え方に切り替えないとチームとしては苦しいと思います。新キャプテンのリクはボランチとして前を向いてプレーしているので、ここで試合をコントロールをして欲しいと考えますが、現時点で本人は攻撃よりも、守備に気持ちがあるのでしょうか。以前よりも、ボールをミツルに下げる回数が多いように思います。それでもタクミ、ハルキ、ヒロヤに供給するボールはチャンスに繋がります。この回数が増えればチャンスが多くなると思います。もう一人のボランチ、カズマ。今までサイドで出ることが多かったカズマですが、ベンチは新たに真ん中での役割を与えました。これが実にうまくはまっているようです。ボールへのアクセスが早く、予想以上に視野が広いと感じました。ボールを奪ってワンタッチで左右に散らすボールがきちんと味方の前に出ます。よく周りを見ています。ただ、もう少しディフェンスが強くならないとチームとしては厳しいので、練習ではここをテーマにしたいですね。右サイドのハルキにはよいボールが繋がります。きちんとコントロールして前を向くところまでは出来ています。テーマは相手サイドバックの裏に出たボールに追いつく走力でしょうか。そこに抜け出すことができるととても面白いと思います。
ディフェンスのポイントとなる、ストッパーのミツル。とても出来がよかったと思います。声もよく出ていて、ボールにきちんと正対してリク、ハルキ、ヒロヤ、そして時にはタクミやトモヤによいボールが出ています。最終ラインという意識があるのでしょうか、ボランチのときよりもボールを後ろに下げることがなくなりました。そして、センターバックのマサキがすばらしかった。左右に抜け打す相手にことごとく追いつき、1対1に負けることがありません。今回は2年生中心のコメントになりましたが、最後の2年生はGKに転向したコウ。声が大きく、チームを鼓舞する声は抜群です。フィールドを経験しているためか、飛び出しに躊躇はありません。上のボールとキャッチングはこれからという感じですが、安心感はあります。強いて言えば声の質でしょうか。鼓舞する声は出ていますが、ディフェンスへの注意、中盤への指示など、一番見えているはずなので、指示の声の出し方を覚えるととても大きな戦力になる気がします。
ということで試合は進み後半ロスタイムまで0-0。マサキ、ミツル、レオ、シュンのディフェンス陣は相手3年生も含め、決定的な場面を作らせていません。このまま終了かと思いましたが、終了間際にタクミがループ気味に相手ディフェンス裏に出したボールにトモヤが反応。ペナルティエリア内に進入します。これを相手ディフェンスが後ろからスライディング、足がかかりトモヤが転倒。PKを貰いました。これをリクがきちんと決めて、初陣を1-0で勝利しました。


vsFCグロリア
相手は全員1年生。相手は3戦目で連戦中。絶対的にこちら有利と思いました。実際試合の入りは互角以上でした。しかし、相手はサッカーに対する考え方がしっかりしています。ひとりひとりがしっかりとボールをコントロールし、近いところに確実にボールを繋いできます。大きく崩されることはありませんが、徐々に前に運ばれて、動かされているという感じがします。一方鶴中チームはフィニッシュへのイメージが不足しています。タクミがボールを納め、ためを作れるようになること。トモヤがフリーになることでしょうか。トモヤ前でよく声は出ていますが、相手を背負っていても、間にディフェンスがいても声を出すため、声だけでボールを出し、失う場面が多々あります。この声だしのタイミングがわかると面白いと思います。後は、ヒロヤとハルキがもっと高いポジションを取れると面白い。決定的なシュートもありましたので、これからです。

ディフェンスのシュンとレオは1対1に負けていませんが、マサキが前に引き出されたときに厳しい場面がありました。この試合2失点しましたが、どちらもマサキが前に出たときに相手に抜け出され、キーパーとの1対1に持ち込まれた失点です。2失点目はコウの飛び出しが裏目に出たものです。でも、これらはこれから連携を確認していけば修正できそうです。試合は0-2で負けてしまいました。

vs多摩大聖ヶ丘中
3試合目。相手は2年生中心で今年一年戦う相手です。ここにはきちんと対応しておかないと、今年の鶴牧は楽な相手と思われてしまいます。しかし、流石に炎天下の3試合は厳しかったかも。マサキが熱中症気味、リクが右手首をひねった状態。全体的に動きが鈍くなります。

いくつか惜しい場面もありましたが、ゴールをこじ開けることができません。この試合はケイ、ケント、ユウスケのサブの投入もありました。特に全体のパフォーマンスが下がることはなく、それぞれ与えられた役割をこなしてくれました。しかし、サブとして流れを変えるような特徴もなかったですね。どのような場面でどのように流れを変える交代ができるか、ベンチも含め練習しながら考えて行きましょう。

試合は0-2で負けました。

あと1試合、来週のTCU戦で予選は終了です。
また、応援よろしくお願いします。

0 件のコメント: