2011年7月3日日曜日

中体連第七支部代表決定戦決勝

いよいよ最後の戦いです。たった、3つの椅子をめぐる6チームの戦い。是非、勝って都大会という夢の舞台に進みたいと思います。


vs松が谷中
先発は、GKサトシ、DFカズシ、ジョウ、タクヤ、イツキ。MFダイチ、ショウタ、レイジ、シュンタ。トップ下タク、ワントップ タケルです。
鶴牧のキックオフ、落ち着いてボールを回しますが、相手の出足が速い。あっという間にイツキが追い込まれます。しかし、落ち着いてボールをキープしますが、前にパスを送れず、相手ボールのスローイン。とにかくプレスが速い。リズムを作る前にアクセスされ、正確なパスを送るのが難しい状況です。なんとか、ボランチを経由してトップのタケルに当てますが、トラップ瞬間に囲まれ、ボールを奪われます。そして、躊躇なく蹴りこんできます。このキックが実に絶妙。ジョウが触れそうで触れないところ、キーパーが飛び出すも、相手18番が間に入り込みワンタッチでシュート。飛び出すキーパーの頭上をループで越えたボールは正確にゴールの中に。開始2分で失点です。0-1。
まるで新人戦のVTRを見ている感じです。新人戦のときはここからずるずると失点を重ねました。しかし、今度は落ち着いています。きちんとボールを繋ぎ、右サイドから崩します。そして失点から5分後、ダイチが右サイドをドリブルで抜け出しました。いつもならここからドリブルで切り込んでくるのですが、相手を抜き去った瞬間、顔を上げてゴールを見ます。キーパーが少し前に出ています。ダイチはドリブルではなくシュートを選択。ボールはきれいな弧を描き、下がりながら飛び上がるキーパーの頭上を超え、クロスバーの下に当たって、ゴール内へ。同点1-1。ダイチの大きな雄たけびが印象的でした。
ところが、前半11分。誰もが予想しなかったアクシデントが発生しました。相手ディフェンダーと競り合いながらジャンプヘッドでボールを後ろにそらし、タケルにボールを渡したダイチですが、そのまま起き上がりません。審判は試合を止めすぐにベンチを呼びます。明らかにわかる左手首の骨折です。

ここで救急車が入り、約30分の中断が発生します。ここまで再三の得点やディフェンスでチームを鼓舞してきたダイチの戦線離脱がどう響くか。ダイチに変えて早い段階でのユウガの投入です。精神的にはダイチのためにとひとつになります。しかし、これまで試合を引っ張ってきたキーマンのひとりが欠けることで、連携には大きな痛手です。

中断が空け、試合再開。気持ちは入っています。ボールを繋ぎ、前からディフェンスし、押し込みます。タケルが抜け出し、

ショウタがドリブルで相手を崩します。

しかし、相手も必死にディフェンス、寄せが速く、ボールを持ってもパスをすぐに出せません。そして、ボールを奪えばディフェンスの裏に蹴りこんできます。そのキックが実に正確にディフェンスとキーパーの間に落ちます。まるでそればかり練習しているかのように。。。ジョウもタクヤも、キーパーも慣れてきて、きわどいところですが、ボールをコントロールします。前半終了5分前、またしても同じように蹴りこまれたボールは今度はイツキの裏でした。センターバックとキーパーの間は慣れましたが、イツキの裏は初めてです。イツキは下がりながら、相手18番は前を向いて全速力でボールにアクセスします。ボールに到着したのは同時に見えましたが、ボールを押さえに行くイツキの動きとシュートを選択した相手の動きは相手のほうが一瞬速く、ボールは空中へ。一歩ボール方向に動き出していたキーパーの頭上を越え、サイドネットへゴールイン。1-2。
そして前半終了。

後半、気合を入れなおした鶴牧は積極的にボールに絡み、次々とチャンスを作り出します。
レイジが

イツキが

ショウタが

シュンタが

カズシが

ユウガが

タケルが

しかし、ゴールをあげることができず、この間2回ロングボールを蹴り返され、これがことごとく相手18番のスピードで抜け出されて、ワンタッチのループシュート、そして後半ロスタイムにも。。。。。
攻めて攻めて点を取れず、相手には数少ないチャンスを決められるという、これまでの鶴牧の一番悪いパターンになりました。相手のロングキックの正確さと、相手フォワードの正確なシュートはすばらしかったのですが、こういうサッカーに勝ちきれないのはコーチの責任だと思います。何回も同じようなブログを書いていてはダメですね。結果は1-5。結果だけがホームページに載れば惨敗なのでしょう。いい戦いをしたと思います。でも、結果は。。。

ここまで振り返れば長い長い時間をこの子たちと過ごしてきました。そして今年も引退の時期を迎えます。才能あふれるこの子たちを都大会に連れて行けなかったのは、コーチの責任でしょう。選手は頑張りました。ピッチにダイチが残っていればという思いはありますが、それもダイチの悔しさと痛さを考えれば言ってはいけないことでしょう。

ご父兄の皆様、たくさんの応援をありがとうございました。

そして、1、2年生の皆さん、この思いを次に繋いでがんばっていきましょう。

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