2010年9月25日土曜日

第54回東京都中学校サッカー新人大会第7支部予選

今日から新人戦が始まりました。第7支部、日野、多摩、稲城、町田地区は、40チームが8ブロックに分かれて戦い、各ブロックの上位2チームが決勝トーナメントに進みます。そしてベスト8に入ると八王子地区と都大会進出をかけて戦います。
まずは、ブロックで上位2位までに入らなければなりません。鶴牧は予選Cブロックで、稲城一中、稲城五中、日野四中、町田南中とすべて市外のチームと戦うことになりました。まったく情報がなく、どのようなチームなのかわかりませんが、とにかく自分たちのサッカーをやりきることを目指します。これまでは上級生が相手だったので、善戦すればよしとしてきましたが、ここからはすべて同級生か下級生との戦い、絶対に負けられないと気合が入ります。

予選第一試合、vs 稲城一中
メンバー表を交換したら、2年生が3人、後はすべて1年生。負けるわけにはいかないと余計なことをついつい考えてしまいます。選手達はメンバー表を見てちょっと落ち着いたのか笑顔もちらほら。さぁー、相手キックオフで試合開始です。相手はキックオフのボールを思い切り前線に蹴りこみます。そこに11番、17番の2年生フォワードが走りこみます。ベンチには若干「まずい」という空気が流れます。鶴牧が一番苦手とするサッカーです。完全に中盤を省略し、とにかくディフェンスの裏に蹴りこんできます。しかし、成長しました。ディフェンスラインのジョウ、タクヤ、カズシ、タケルは冷静に対処できています。相手ボールをカットして、いつものように細かいパスを繋ぎ、左サイドをダイチがスルスルと抜け出します。そこへどんぴしゃのパス、キーパーと一対一、と思ったらなんとオフサイドの判定。もちろんベンチからはよくわかりませんが、選手達は首をかしげて戻ってきます。それでもきちんとボールを支配し、今度は右サイドのショウタへ。これもオフサイド。。。。。。















なんとなく嫌な雰囲気。しかし、気を取り直し、今度はショウタが少し手前から走り出し、イツキからスルーパス。でも、スタートを遅らせたからか、イツキのパスが厳しすぎたのか、ショウタはボールに追いつけず。なかなかリズムに乗れません。それならばとダイチとショウタはドリブルで抜け出します。ショウタは一度はキーパーと一対一の場面を作り出しましたが、飛び出すキーパーの頭上へループパスを試みるもうまく足にのらず、キーパーの正面へ。点が取れそうな感じはしますが、なかなか崩せません。サイドへ大きく切り替えるパスがオフサイドを取られるため、ドリブルで抜け出すことが多くなりますが、相手も慣れてきて簡単に抜けなくなります。カズシとタケルも頻繁にオーバーラップしてチャンスを作りますが、中央へ折り返すボールはなかなかシュンタ、タクにあわず、シュートに持ち込めません。ボールを支配しながらも、パスミスやドリブルを止められたときなど、大きく蹴りこまれ、抜け出されそうになる場面も再三再四。嫌なムードのまま前半を終了。ベンチに帰った選手たちの顔には焦りはありません。蹴って走るサッカーもボールの出所を押さえれば大丈夫。ジョウは走り合いなら負けていないと頼もしい言葉。このままのサッカーを続けていれば得点は取れると、ピッチに送り出しました。















後半、鶴牧のキックオフ、ボランチに下げていつものようにサイドへ展開と思ったところ、相手の早いアクセスにややパスが短い、それを相手の中盤がカットして前線へ。相手フォワードがタケルと体を入れ替えるように抜け出します。完全に抜け出されました。キーパーが勇敢に飛び出します。そこへ至近距離からのシュート。キーパーは顔面に向かうボールを怖気づくことなくパンチングで弾き飛ばし事なきを得ました。このあたりから徐々にリズムが失われていきます。なまじボールをキープできるからかボランチもディフェンスもドリブルが多くなります。そのため、前へ向かう速度が落ち、相手のプレスにかかります。なんだか、相手のプレスが早くなったように感じられているかもしれません。でも、リズムを遅くしているのは自分達です。さらに、相手の中盤はとてもクレバーです。ルーズボールを競りに来ません。じっくりと鶴牧の動きを見て、トラップした瞬間にからだを寄せて取りに来ます。ここでも、プレスを速く感じてしまいます。こんな中でも冷静なのがシュンタ。相手キーパーが前に出ていると見ると、ミドルからループ気味のシュート、サイドからのボールもワンタッチでシュート、いろいろやってくれますが、ボールが枠内に行かないのが残念。
大きく出せばオフサイド。ドリブルしても抜けない。相手のプレスを受けてパスがずれる。どんどんと悪い方向に向かい始めます。しかし、ベンチに打つ手なし。流れを変えられる何かが欲しいと痛切に感じます。相手の攻撃は同じことの繰り返しですが、ミスが許されない展開なのでディフェンスも辛いと思います。そして終了まであと3分を切りました。ここでダイチがドリブルを仕掛けます。これまでダイチに対応し、ダイチを苦しませてきた相手の足がダイチとの競り合いの中でつってしまいました。ダイチは平然と走り続けています。これが夏の練習の成果でしょう。このチャンスにダイチがボールをドリブルで中に持ち込みます。しかし、シュートコースを見つけられないまま、センターリング、ゴール前に密集するディフェンダーの中でひとり冷静にパスを受けて相手キーパーの上に緩くループシュートしたのが、タク。キーパーは呆然と見送ります。
得点!!
時計を見れば残り1分30秒。さぁ、後は守るだけ。しかし、ロスタイムが1分、2分と。。。
こんなに試合が止まったかしら。。。。そして2分半。ようやく終了のホイッスル。
勝ちました!!!
1ー0。薄氷の勝利です。でも、勝ち点3。さぁ、あと3試合。予選突破に向けてがんばりましょう。
でも、その前に定期試験。こっちもがんばってね。成績が悪かったから試合に出れません、というのはなしにしましょうね。

次は10月2日、13:30キックオフ。相手は町田南中、場所は稲城六中です。

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