2010年6月13日日曜日

中体連夏の大会、予選最終日

いよいよ予選最終日です。そしてこのブロックの最終戦です。ここまで他のチームの戦いはすべて終了しています。そして、鶴牧にも予選突破の可能性が残りました。
ここまでの成績は、
七生中、2勝1分、勝ち点7、得失点差+15
日野二中、1勝1敗、勝ち点3、得失点差-1
日野三中、3敗、勝ち点0、得失点差-21
鶴牧中、1勝1分、勝ち点4、得失点差+7

予選突破の条件は、勝利して勝ち点7で並び、かつ8点差をつけて勝たなければなりません。

かなり厳しい条件ですが、チャンスがある以上挑戦したいので気持ちを入れてがんばろう。まったく不可能ではない、1点ずつ積み上げていけば50分の戦いで8点は取れる、実際日野三中との試合で9点とっているのだからといってピッチに送り出しました。この激励は子供達の気持ちにどのような影響を与えたのでしょうか。コーチとしては現状の認識とやるべきことを確認しただけのつもりでした。しかし、子供達にはプレッシャーにしかならなかったようです。立ち上がりキックオフ後のショウタのパスがサイドラインを超えたところから何かちぐはぐで動けていません。皆がボールウォッチャーになり、相手のドリブルを止められず、後手後手に回ります。そして立ち上がり3分あっというまにディフェンスの裏にボールが通り、オフサイド気味ではありましたが、いきなりの失点。
ここからどんどん悪くなります。ボールを奪っても周りが動かず、パスが通りません。ただ、ボールの取り合いを繰り返すだけ、歯車が噛み合いません。どのように立て直すかベンチで考えている間にまたしても失点。
とりあえず、いったんショウタをベンチに戻し、いまやって欲しいこと、やらなければならないことを伝え、ピッチに戻します。少しずつリズムが戻り始め、パスが繋がるようにはなりますが、中盤のルーズボールを支配できずに、それほど相手のプレッシャーが強くないのに簡単なパスが繋がりません。特に両サイドへのボールが少なく、真ん中を縦に急ぎすぎます。そして失点を取り戻すことなく前半終了。














このままでは終われない、予選突破よりもなんとか同点に追いつき、この試合を勝って終わりたい。まずは同点にすることを目標にします。きちんと繋いでいつものサッカーをすれば絶対に逆転できると言って後半へ。















徐々に流れは戻ってきますが、得点に繋がるところまではいきません。10分過ぎ膠着状態になったため、ベンチの3年生を投入してアツシを1つ前にあげました。だいぶ前に行く気持ちが強くなり、相手のバイタルエリアに持ち込む回数が増えてきます。そんな中、相手ディフェンダーがペナルティエリア内でハンド、ペナルティキックを得ます。これをアツシが冷静に決めて1-2。
さぁ、反撃です。前への圧力が増え、シュートチャンスが出てきます。いくつもチャンスはできますが、得点に結び付きません。後半残り5分、相手のコーナーキックが直接キーパーへ。これをキーパーがファンブルして失点。
声がなくなります、足が止まります。気持ちが続きません。三年生の最後の試合、なんとか勝ちたいというベンチの願いはとどきませんでした。
1-3。
とても悔しくて悲しい敗戦でした。せめて鶴牧らしいサッカーができたのであれば悔いは残らなかったのですが。















そこで、先生とコーチから三年生の皆さんへのお願いです。多摩市サッカー協会の春の大会が7月初旬にあります。そこでもう一度試合をさせてください。そこまで引退を待ってください。そこできちんと勝って受験勉強に入りましょう。

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